今月の10日から6日間
山梨県の八ヶ岳へ行ってきました。


私は約1年半前まで
トリニティのインストラクターを
していたけれど

その同時期に、
子宮けいがんを患ってしまい

療養のため地元へ帰ることを機に
トリニティからも完全に離れていました。

もう仕事やってる場合ではなかったのでね。


それから、またトリニティに戻ることは
もう無いような気がしていたのだけど…


やっぱり、どうやったって
引き寄せられる自分がいて

お休みしていた間に
アップデートされたすべてを

今月、受講する流れとなった。


そう決まってから、色んな感情は
駆け巡っていたけれど

大半は『 楽しみ! 』とう気持ちで
ワクワクしていた。




トリニティとは
無条件の愛に目覚めるメソッド。

現実世界で人間が抱える
ありとあらゆる悩みを

無条件化して、
終わらせ、超えてゆく。

人間はなぜ、
無条件に、愛し、愛され、
愛し合えないのか?

その究極の種明かしがされている。

(1年半前のトリニティはこんな感じ)


で、こんな凄いもの
いったい誰が考えたのか?って

どう考えても、人間が作り出せる
レベルじゃないのね。。。

だからこのメソッドを受け取った人たちは
そこに、『 神 』という存在を、
見てしまうことになる。

そんなものには無縁だった人たちが

肌で感じてしまうもの。


私もその一人だった。





でも、



受講日の数日前になって


自分でも気付いていなかった
感情がどんどん浮かび上がってくる。


この約1年半の闘病生活

本当に、苦しいことがいっぱいあった。

いっぱい、いっぱい、あったのだ。

そして、いつも同じ病室で、
いつも私を励ましてくれていた

めちゃくちゃ愛に溢れた人が、
この世を去ったという現実も。




神?

無条件の愛?



それって、何だったっけ…



神はいつも愛してくれてる

とはよく言うけれど

何をもって、そんなことを
信じられるのか…


私は過去、どんなテンションで
そんなキレイごとを伝えていたのか…





私が体験した、あの苦しみの、
どこに愛があったと言えるの?


同じ病気と、今も闘っている、大好きな仲間

その人たちに、そんなキレイごと
今の私は絶対、言えない。





『神に愛されてます』

とか言えちゃう人って、本気の苦しみを
体験したことが無いんでしょ。


それなりに健康で
それなりに幸せ。

悩みがない訳ではないけれど

何かに絶望するほどの、
本気の窮地には立たされたことがない、
そこまで悲惨な体験はしていないから
信じることができるんだ。


まさか自分が、癌になるとは考えない。
まさか自分が、想像もつかない不幸に
見舞われるなんて、考えない。

世界で災害や戦争がおきていても

自分は、どこか、大丈夫だと信じてる。


恵まれた人生を歩んでいるからこそ

神 という、ぼんやりしたものを
盲目的に信じることは簡単で

漠然と、愛されてる とも思うことができるんだ。



でもそれは、裏を返せば

不幸のどん底にいる人たちは
神に愛されてない、見放されてる

と言っているのと同じことだった。





そんな条件付きの愛が

今の私を苦しめていた。



実は神の無条件の愛なんて
信じ切れていなかった。


癌になって、はじめて
それを自覚したということ。


そもそも、過去の私は
信じるとか信じないとか
もはやそんな次元にもいなくて

いても、いなくても、
自分が生きる上では

どっちでもいい。

どうでもいい。

実は、無関心だったことに

気がついた。


トリニティのインストラクターを
やっていた時もそう、


まったく疑っては、いなかった

でもそれは

あのテキストが、あり得ないくらい
完璧で、凄すぎるから、

トリニティ創始者のさとる先生が
伝えてくれること、魅せてくれることが

リアルに信じられるから

そんな理由だった。


自分の実体験のなかで

確信を持てる何かが
あったわけではなかったのだ。









もし、神が人間を創ったのだとしたら

なぜこんな、苦しみを与えるのか?




それのどこが愛なのか?



私はだんだん、神という存在を疑い

怒り、恨むようになっていった。

癌という、原因のわからない病気

はじめは自分の中にも、
原因を探しては解放することを
繰り返した。

でも結局のところ、本当の原因を
知ることなんて出来ず

最後は探すことを諦めるしかない
ただ自分の運命を受け入れるしかない

癌とはそういう病気だった。


それでも私は、すべてを
受け入れてきた、つもりだった。



でも、
神は無条件に愛を与えている
なんて言葉を思い出すと


猛烈に反発する自分が目を覚ます。



やっぱり、トリニティ受講したくない…

さとる先生にも電話でそう伝えると

『八ヶ岳へは、
ただ遊びに来るだけでもいいんだよ。』

と、私を一切、否定しなかった。

(5日間分のセミナーを直前にキャンセル
しようとすること自体、大迷惑なはずなのに…)



感情のやり場がなくなった
私が最後に選んだのは


神への、猛烈な抗議!!

直接、ぶつけてやる!!


怒り、恨み、疑問を投げつけ、八つ当たり…

愛とかウソでしょ!!
とクッションを壁に投げつけたりw

酷いことしてくれたよね!
とクッションをパンチw

とにかく本気でぶち切れてみた。



まぁ、はたから見たら、
だいぶ危ない人だけど笑

一人暮らしだから、問題ないの笑




そしたらね、

本気で投げかけた質問には


返事が返ってくるようになった。


そんな思ってもみない現象に、最初は
驚きと、面白さを感じたw


でもかと言って、それで恨みが晴れた
わけではなく、

回答のすべてを受け入れ
られたわけでもない。


ただ、関心だけは
そこからさらに強まっていった。




もちろん、
すべては私の妄想かもしれないけどね。




そして、結果的に、受講を決断したのは
トリニティからは少しずれた理由だった。


この時私は、病気や痛みから
少しでも人々を救いたい!
そこに執着していた。

その方法を受け取ることができるなら
相手が憎き存在だろうと、手段を選ばない。

私は、今関わってるクライアントさんを
もっと救えるようになりたい!!

その為に、トリニティを使うんだ!
そんな意気込みで、八ヶ岳へ向かったのでした。






つづく







SI SALON  Rolf's Body Method
ロルフメソッド専門ボディサロン

Owner Therapist
髙橋 清香